発注急増中!金属3D造形によるコネクタ試作 電装メーカー様納得のデキ 部品5点10万円~

2022-03-01 | News

ついに極小コネクタの金属3D造形が確立されました。

これまで金属3D造形で極小、極細のコネクタや接点系の試作造形は細かすぎたり、造形後の質の低下で事実上不可能でした。しかし、この程MTA合金では「MTA9100ーGP20」を使った金属3D造形にて、20mmや80mmといった極小コネクタの造形に相次いで成功いたしました。

例えばコネクタは極小で且つ複雑な形状をしています。この度大手電装メーカー様からご発注いただいたのは、直径2㎜以内、長さ10㎜以内の極細形状の丸型端子部品や、厚さ0.3㎜程度の極薄クリップ形状のものでした。

MTA9100ーGP20は鉄と銅の合金粉末で、銅の性質が活かされ薄く造形ができ、さらに鉄の性質を発揮し強度がでることが特徴です。早速弊社にてトライ造形したところ、すべて造形に成功。金属3D造形の課題でもある面粗度も特に問題はありませんでしたが、めっき指定があったため、研磨してからニッケルすずメッキして納品させて頂きました。ご担当者様からは「強度も形状も問題なく十分なでき」だと「価格も金型から作るより驚くほど安い」と大きな評価を頂きました。弊社としましてはこのようなチャレンジをさせて頂き、感謝申し上げた次第です。 

さて、改めてこうした極小、極細造形が成功した背景には、

①弊社オリジナル粉末「MTA9100ーGP20」による造形品が薄肉0.2㎜まで可能

②薄肉でも強度が維持できている

③海外工場で造形のため安価でご提供可能なため、ご発注いただけた

これらの点があったからだと推測しております。

こうした極小精密部品の試作は、金型による試作が通例です。しかし、「もっと自由な設計をしてみたい」「なるべく多くの試作を作りたい」あるいは「寸法を1mmずつ変えたものを作ってみたい」こんな時には金型費用がかからない金属3D造形が大変有効です。

金属3D造形でコネクタの試作にご興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。

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