ついにキロ1500円超え!銅の値上がり本格化

2024-04-17 | News

本格的に求められ始めた銅合金の代替材ー

はやくも到来してしまった感のある銅の1500円/Kg超え。2022年6月以来の高値更新で、円安も加わりJX建値は4月16日現在でキロ1520円となっています。わずか数年前の2.5倍とあって様々なメーカーを直撃しそうですが、Bloombergはこれまで2024年内の1500円超えを予測していましたから、もしかすると年内に1600円超えもあり得るかもしれず、いよいよ日本でも銅からの脱却を本格的に考える必要があるのではないでしょうか。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-12/SBTLKET0G1KW00

今回の高値更新の背景は鉱山の操業に障害が発生したことによる中国の供給リスクの高まりです。米国と英国の両政府によるロシア産のアルミニウム、銅、ニッケルの新規取り扱い禁止というウクライナ制裁も影響しているかもしれません。

ただ、その日に何が要因で値上がりしようとも、時代が銅を必要としている以上、この先銅の価格が高騰し続けていくことに変わりはありません。

今後世界は限りある資源である「銅」を、必要とされている場所・適材適所に使用していかなければなりません。逆に言えば、銅や銅合金を使わなくてもよい場所には他の金属や合金との置き換えが重要になってきます。

MTA合金株式会社はまだ小さなベンチャーではありますが、不可能と言われた鉄と銅を混ぜる「鉄銅合金」の製造技術(特許)を持っています。安価な鉄を混ぜてできる鉄銅合金(MTA合金)は年々性能が向上しており、代替が可能な分野で採用が始まりました。

たとえば弊社が新たに開発した軸受・ベアリング材「HLS20」は、リン青銅やアルミ製銅に比べ摩擦係数が低く性能が格段に上がります。その上、価格も銅合金に比べ安価にご提供できるため一石二鳥となっており、すでに海外では採用が始まっています。

他にも金型などで使用できるベリリウム銅の代替材「MTA-FeX2」は、エジソンハード処理をすることでHRC60/熱伝導率90w・mkというハイサイクル化が実現するため、サンプルワークでは大変好評を頂いております。

このように、MTA合金株式会社は銅合金から鉄銅合金の置き換えを着々に進め、世界中の銅不足を少しでも解消することを社会的使命として活動しています。銅合金の代替材をお探しの方はお気軽にお問合せください。

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