夢の超電導 LK-99は本物か

2023-08-08 | News

韓国で「夢の超電導が開発された」というニュースをご存じでしょうか。

事実ならばノーベル物理学賞ものの世紀の大発見になるそうですが、果たしてこれが真実なのか
賛否が分かれ現在各国で検証作業が進められています。

https://japanese.joins.com/JArticle/307358?servcode=300&sectcode=300

 「超電導」とはある温度以下に冷却されると突然電気抵抗が0になるという物質です。つまり電気抵抗なく電気を流し続けられるため、永遠に電気を流すことができる上、外部の磁力線を打ち消し反磁性現象が起こることから、様々な技術革新が起こり、世界が180度様変わりすると言われています。超電導といえばリニアモーターが有名ですが、これは超電導磁石の反磁性を使って車両を浮かせて走らせる技術が使われています。
 さてこの超電導ですが、これまでは超低温か超高圧力環境下でないと出現せず、日常の環境では使えないものでした。ところが「LK-99」は常温常圧(大気圧)で超電導が達成できるということで、世界中の研究者を驚かせました。しかも材料は鉛、リン、硫黄、酸素、銅という極めて手に入りやすい素材で作られています。科学サイト「ナゾロジー」によれば、アメリカのローレンス・バークレー国立研究所のシミュレーション解析でLK-99が超電導物質に共通する電子パターンも持っている可能性があったそうです。すでに世界中で検証が始まっていますが、8月8日時点で公表された7件の再現結果のうち、3件では「興味深い結果」が得られ、他4件では「超電導を示す兆候が確認できなかった」と報告されています。まさに賛否両論ですね。そう遠くないうちに結論が出ると思われますが、少なくともこのLK-99は普通の物質ではない、ということは言えそうです。                                                              

 ところで、LK-99は「銅以外の材料、鉛で電導性の高い合金を造っただけでも価値が高い合金」といわれています。MTA合金も世界で初めて鉄と銅の2元合金に成功し、銅合金並みの高い熱伝導性を出すことに成功した合金です。大きな特徴として鉄と銅の結晶の微細化が挙げられますが、この2元合金をベースにさらに他の金属を足すことで超電導のような、これまで世に無かった合金の誕生も夢ではありません。

 鉄から造る銅合金でSDGs・脱炭素に貢献をー。我々の挑戦は続きます。
 

お電話はこちら