ドイツIT・通信・ニューメディア産業連合会(BITKOM)が2021年4⽉12⽇、
3Dプリンターの利⽤に関する調査結果を発表しました。
従業員100⼈以上のドイツ企業を対象に551⼈が回答したものです。(JETROより)
表1 3Dプリンターのメリット(最大2つまで回答)
(単位:%)
生産の柔軟性向上 43
危機の際の重要部品の供給不足の解消 38
オーダーメード製品の生産 31
コスト削減 21
在庫削減 19
デザインの自由度の向上 9
環境への負荷の低減 9
少ない組み立て工程 7
メリットがない 5
製品の特性の改善 3
表2 3Dプリンターの用途(複数回答)
(単位:%)
サンプルや金型の生産 57
スペアパーツの生産 48
ビジュアルモデル・模型の生産 33
組み立て用治具の生産 22
特注品の生産 18
機能テストモデルの生産 14
製品ラインの生産 2
オーダーメード量産 0
(出所)ドイツIT・通信・ニューメディア産業連合会(BITKOM)の発表資料を基にジェトロ作成
尚、回答者の44%が3Dプリンターを既に利⽤していると回答し、利⽤を予定している企業、検討している企業はそれぞれ20%で、
利⽤を検討しない企業は14%と低い⽔準にとどまったとのことです。
BITKOMのベルンハルト・ローレンダー会⻑はドイツの産業界は3Dプリンターの⼤きな可能性を認識しているとして
「付加製造技術が柔軟性や⾃⽴性を⼤幅に向上し、危機の際に優位性を発揮する」とするコメントを発表している。