黄銅とSUSを簡単溶接!「MTA-YB5」溶接棒販売のお知らせ

これまで製造不可能とされてきた「鉄」と「銅」の鉄銅合金、MTA合金から誕生した新しい溶接棒のご紹介です。

異種金属溶接を簡単に可能にする溶接棒「MTA-YB5」が誕生しました。下記の溶接後のワーク材の硬度をご覧ください。黄銅とSUS、銅とSUS,リン青銅と黄銅などの溶接部分の硬度がどれも素材そのもの硬度を上回っています。

つまり、これまでは難しかった「非鉄」と「鉄系素材」、あるいは「非鉄」と「非鉄」といった異種金属素材の溶接が簡単にできるのが「MTA-YB5」です。

黄銅+SUSの溶接

これまで、銅系素材の溶接が難しかった理由は以下の通りです。

銅は熱伝導率が高く、冷却速度が早い。

銅中の酸化銅(Cu2O)を含む部分が純粋な銅に比べて溶融点がやや低いので、先に溶融されて割れが 発生しやすい。

熱膨張係数が軟鋼より約50%大きいため冷却による収縮と応力集中が起こり亀裂が発生しやすい。

銅は溶融される時に深い酸化を起こしガスを吸収しやすく、溶接部に気孔等が発生しやすい

このような理由から、

溶接棒は母材より強度の高いリン青銅、ケイ素マンガン銅、ニッケル銅などを使う

ワーク材も溶接棒も脱酸銅溶接棒または合金溶接棒の使用を推奨

とされてきました。それでも

黄銅は溶接熱で生じる毒性の蒸気(亜鉛・酸化亜鉛)や溶接部の多孔性、変色(亜鉛含有量減少)などの問題で溶接が難しい。

溶接棒は母材と同じ調性のものが良いが、亜鉛の含有量が多いのは困難。

と言われています。

しかしこれまで合金できなかった鉄と銅の合金から誕生したMTA-YB5の誕生により、これらの問題がほぼ解決されることになりそうです。特に特徴的なのが、純銅の溶接棒に比べ、溶接部の強度特性が良い点です。

MTA-YB5の線径はφ1.2、φ2.4をご用意。順次1.6、2.0もリリース予定です。

MTA-YB5 Tig溶接棒 φ1.2~2.4

どれだけ溶接性が良いのか、どれだけ強度をもっているのか、ほんの一部ですが、動画にて検証しておりますので参考にしてください。