言語選択
お見積り・お問い合わせはこちらからどうぞ
■プラスチック成形の金型は、樹脂を素早く冷却するために熱伝導・熱拡散が大変重要です。金型なので硬度が必要なことから、主に鉄系合金が金型の材料として使われていますが、鉄系合金熱伝導が低いのが弱点です。
※数値はすべてインターネットサイトからの情報
■熱伝導が高く硬度もある素材を使うことで1回の成形時間(サイクルタイム)を縮めることができるので、生産効率が上がります。このようなハイサイクル金型材として有名なのがベリリウム銅です。
ベリリウム銅 HRC40 105 Cu-Be-Co
MTA9100はベリリウム銅の代替材として一部金型用(入れ子)に適しています。元々MTA合金の開発は、欧州でベリリウム銅が健康問題から一時製造制限されたのがきっかけでした。MTA9100マルチプレートはいわゆる高ベリリウム銅に比べ硬度がまだ足りませんが、入れ子(コマ)やチルベントとして熱伝導が必要な部分にはコストダウンで最適です。
密度:7.9 硬度:HV230 熱膨張係数:11.2⁻⁶ 熱伝導率:74W/m・k 導電率18%IACS